コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、11月度のファミレス編だ。
ファミレス5社、軒並み苦戦!
サイゼリヤの新手とは?
ファミレスの主要5社が発表した11月度の月次業績データ(既存店売上高)は、以下の結果となった。
11月度のロイヤルホスト(ロイヤルホールディングス〈HD〉)のロイヤルホスト既存店売上高は、前年同月比90.8%(9.2%減)、ジョイフルは同89.4%(10.6%減)、デニーズ(セブン&アイHD)は同89%(11.0%減)、すかいらーくグループ(すかいらーく)は同85.1%(14.9%減)だった。
今回取り上げる5社の中で最も減少幅が大きいのはサイゼリヤで、同84.0%(16.0%減)まで落ち込んだ。