コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、11月度のホテル編だ。
京王プラザ売上高75.4%減
「Go Toトラベル」全国停止で追い討ち
ホテルの主要3社が発表した11月度の月次業績データ(宿泊客数、店舗売上高、売上高など)は、以下の結果となった。
11月度のプリンスホテル(西武ホールディングス〈HD〉)の宿泊客数は、前年同月比64.8%(35.2%減)、東急ホテルズ(東急)の店舗売上高は同57.2%(42.8%減)だった。
最も厳しいのは京王プラザホテル(京王電鉄)の売上高で、同24.6%(75.4%減)まで落ち込んだ。