コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、11月度の陸運・物流編だ。
ヤマト運輸が業績16.1%増で佐川・日通らを圧倒!
陸運・物流の主要4社が発表した11月度の月次業績データ(国内売上高、売上高、デリバリー事業取扱個数、宅急便取り扱い実績など)は、以下の結果となった。
11月度の日本通運の国内売上高は、前年同月比102.7%(2.7%増)、サカイ引越センターの売上高は同103.1%(3.1%増)、佐川急便(SGホールディングス〈HD〉)のデリバリー事業取扱個数は同106.8%(6.8%増)だった。
今回取り上げる4社の中で最も好調だったのはヤマト運輸(ヤマトHD)で、11月度の宅急便取り扱い実績は同116.1%(16.1%増)まで伸びた。