中国が名の知れた国内ハイテク大手を新たに締め付ける動きに出たことは、業界他社にとっても危険な規制強化の前兆かもしれない。中国人民銀行(中央銀行)は27日、電子商取引大手アリババグループ傘下の金融会社アント・グループについて複数の規制違反を公に批判し、オンライン融資など急成長事業の問題を修正するよう同社に強く求めた。中国で支配的な2つのデジタル決済システムのうち1つを有するアントは、規制逃れへの関与や規制順守の軽視に加え、消費者の権利を損ねたとして非難された。中国の市場規制当局は24日、アリババに対する反トラスト法(独占禁止法)調査に着手したと発表していた。アリババはアントの3分の1を保有する。
中国のアント締め付け、ハイテク他社にも悪夢か
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