COVID-19の致死率はインフルエンザよりもはるかに高い
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は季節性インフルエンザ(以下、インフルエンザ)よりも重症化しやすく、致死率も高いことを示した2件の研究結果が報告された。
1件目の研究は、米ワシントン大学セントルイス校のZiyad Al-Aly氏らが、「The BMJ」に12月15日報告したもの。同氏らは、米国の退役軍人省のデータを用いて、2020年2月1日から6月17日までにCOVID-19で入院した3,641人(平均年齢69.03歳)と2017年1月1日から2019年12月31日までにインフルエンザで入院した1万2,676人(平均年齢70.25歳)の臨床症状や致死率を比較検討した。