1993年、横浜生まれ。発明家、映像クリエイター、作家。頭の中に浮かんだ不必要な物を何とかつくりあげる「無駄づくり」を主な活動とし、YouTubeを中心にコンテンツを広げている。SNSの総フォロワー数は20万人を超え、動画再生数は4000万回を突破、その人気は中国、アメリカ、ヨーロッパなど海外にも広がっている。2016年、Google主催「YouTubeNextUp」に入賞。2018年、国外での初個展「無用發明展――無中生有的沒有用部屋in台北」を開催、2万5000人以上の来場者を記録した。Awwwards Conference Tokyo 2020、eAT2018 in KANAZAWA、アドテック2016東京・関西などで登壇。「総務省 異能vation 破壊的な挑戦者部門 2019年度」採択。最新刊に『考える術──人と違うことが次々ひらめくすごい思考ワザ71』がある。
フジテレビ系「Live News イット!」他、メディアで続々紹介!
発売即、大増刷! 話題沸騰の一冊!
もっと速く、ユニークに考えるには?
──著者からのメッセージ
この『考える術』は、わたしがコンテンツをつくっていくうえで蓄積してきた「アイディアの発想法」をまとめた書籍です。わたしは、無駄なものをつくる「無駄づくり」というコンテンツを2013年から始め、現在までに「インスタ映え台無しマシーン」や「ツイッターで『バーベキュー』とつぶやかれるたびに藁人形に五寸釘が打ち付けられるマシーン」をはじめとする無駄な発明品を200以上つくってきました(下記リンク参照)。
⚡️ "無駄づくりまとめ | Wasted creation"https://t.co/QN50NUZt4j
— 藤原 麻里菜 | Marina Fujiwara (@togenkyoo) May 12, 2018
これを書いているいま現在も、月に5から10の「無駄づくり」をし続けていて、インターネットを通じて視聴者に届けています。すごいのかすごくないのかまったくわからない……いや、おそらく後者ですが、無駄なものを考えるプロだと、自分のことをそう思っています。
想像力が高まり、思考が柔軟になる
「無駄なもの」といっても、毎週1、2個以上のアイディアを考え、それを実現し続けるのはけっこう大変なことなのです。誰に頼まれたわけでもないのに週に最低1つは「無駄づくり」をしようと決めているので、アイディアが思いつかない恐怖や、焦燥感みたいなものは人一倍感じてきました。
そういった経験の中で、速くアイディアを思いつく方法、そしてユニークな考え方をする方法がたまってきました。本書に収録した、そんなさまざまな方法をなぞっていくと、想像力が高まって思考を柔軟にすることができ、それによっていままでとは違う自由な発想でものを考えていくことができるはずです。
「考えるきっかけ」が満載
仕事で企画を考えるときや、学校の課題、または、誰からも頼まれていないけれど何かやりたいなあとぼんやり考えるときもあると思います。自分の視点を持ち、ありがちなアイディアから脱却したい──。本書は、そういった悩みが解決する一冊になっています。
ものを考えるための「きっかけ」をたくさん詰め込んだので、ぱらぱらとめくって、考えごとをするとっかかりとして使ってくれたらうれしいです。
いろんなアプローチやきっかけがあればあるほど、そこから分岐して多様なアイディアにたどりつくことができます。実際には使わないアイディアでも、現実離れしていてもいい。まずは、肩の力を抜いて、頭の中で精いっぱいふざけながら、思考の広がりを感じてみてください。
<藤原麻里菜特別インタビュー『考える術』を語る>
第1回 「頭のかたい人、柔らかい人」の決定的な3つの差
第2回 「頭の柔らかい人」がしている4大習慣
第3回 【必見】「史上最高に無駄な発明」ベスト3
第4回 「頭の柔らかい人」は知っている3大発想法
第5回 ネガをポジに反転させる思考法
■新刊のご案内
定価1650円、ダイヤモンド社
「何も浮かばない……」とうなるより、本書の好きなページを開いてください。「逆を考える」「好きなことから考える」「欲から考える」「ネットから考える」など、すぐに使えるワザを完全網羅! アメリカ、ヨーロッパ、中国ほか、海外でも話題沸騰の鬼才発明家による「一家に一冊」の思考全書!
■目次
はじめに──誰も考えたことのないことを考える
Chapter 1 「言葉」から考える──光速で新しいものを生み出す術
【考える術01】「言葉」から考える
【考える術02】単語を「合体」させる
【考える術03】「使い道」を考える
【考える術04】「どんな?」を考える
【考える術05】「逆」を考える
【考える術06】「ダジャレ」から考える
【考える術07】「主語」を変える
【考える術08】「アウトプットの言葉」を組み合わせる
Chapter 2 「半径1メートル」から考える──モヤモヤを有効活用する術
【考える術09】「小さな問題」を意識する
【考える術10】「ストレス」から考える
【考える術11】「失敗」から考える
【考える術12】「失敗」を開き直る
【考える術13】「ルール」から考える
【考える術14】「ルール」を守る
【考える術15】「マナー」を守る
【考える術16】「マナー」を破る
【考える術17】「やっちゃダメなこと」をする
Chapter 3 ひねくれて考える──視点をさくさく切り替える術
【考える術18】「視点のパターン」を考える
【考える術19】「いまある知識」で解決する
【考える術20】「ふざけた知識」で解決する
【考える術21】無理やり解決する
【考える術22】「五感」を刺激する
【考える術23】「似ているもの」を組み合わせる
【考える術24】開き直る
【考える術25】逆に「ストレス」を増やす
【考える術26】「針」を振り切る
【考える術27】「身近なもの」で考える
Chapter 4 「みんなが知っていること」から考える──一人だけ違うことをする術
【考える術28】「みんなが知っていること」から考える
【考える術29】「流行への感情」から考える
【考える術30】「行事」に乗っかる
【考える術31】「行事」の反対を向く
【考える術32】「伝統文化」をアップデートする
【考える術33】「伝統文化」をさらにアップデートする
【考える術34】「あるある」から考える
【考える術35】「細部」を現実的に考える
【考える術36】「ステレオタイプ」を使う
【考える術37】「ステレオタイプ」を逆手に取る
Chapter 5 「自分のこと」から考える──心の叫びをかたちにする術
【考える術38】「自分のこと」から考える
【考える術39】「好きなこと」から考える
【考える術40】「欲」から考える
【考える術41】「欲」を深掘りする
【考える術42】「欲求」を最大化させる
【考える術43】「生理的欲求」から考える
【考える術44】「めんどくさい」から考える
【考える術45】「行動を変えずにいられる方法」を考える
【考える術46】「7つの大罪」から考える
【考える術47】「嫌な自分」を見つめる
【考える術48】「ドロドロ」をかわいくする
【考える術49】「巨大な欲望」から考える
【考える術50】「欲望」に打ち勝つ
【考える術51】アイディアを「チェック」する
Chapter 6 「情報」から考える──全然考えたことのないことを思いつく術
【考える術52】「情報」から考える
【考える術53】「感情移入」する
【考える術54】「思い出」から考える
【考える術55】「ネット」から考える
【考える術56】「テレビ」から考える
Chapter 7 「感情」から考える──自分らしさを全開にする術
【考える術57】「感情のタネ」に気づく
【考える術58】「エピソード」を思い出す
【考える術59】「微妙な感情」を記録する
【考える術60】「無意識」を言葉にする
【考える術61】「モヤモヤ」をつかまえる
【考える術62】「怒り」の落としどころを考える
【考える術63】「嫉妬」から考える
【考える術64】「楽しい感情」に注目する
Chapter 8 「考え方」を考える──思考モードに入る術
【考える術65】「考え方」を考える
【考える術66】「短時間」で考える
【考える術67】ぼーっと考える
【考える術68】「邪念」に負けまくる
【考える術69】「だらだら」と「ちゃんと」を交互にする
【考える術70】アイディアを「一覧」にする
【考える術71】つねに「いろんな見方」をする