【ロンドン】イラン外務省は19日、ドナルド・トランプ米大統領と米政府高官9人を制裁対象に追加したと明らかにした。これまで同国や高官らに強硬姿勢で挑んできた米政権に報復の「はなむけ」を贈った格好だ。  米高官がイランに対するテロ活動で役割を果たしたことが制裁の理由だと説明した。対イラン制裁のほか、昨年起きたイラン革命防衛隊精鋭部隊のガセム・ソレイマニ司令官殺害への関与も含まれるという。  制裁対象に指定されたのは、マイク・ポンペオ国務長官、前イラン担当特別代表ブライアン・フック氏と現代表エリオット・エイブラムス氏、ジョン・ボルトン元米大統領補佐官(国家安全保障担当)ら。