【東京】住友商事の兵頭誠之社長は昨年8月下旬、夜遅くにiPhone(アイフォーン)でメールをチェックしていた時、ウォーレン・バフェット氏の会社からメールが来ていることに気がついた。そのメールは広告のように見えたが念のため開き、添付されていたPDFファイルも開いた。
それは、米国の伝説的投資家バフェット氏の署名入りの個人的な書簡だった。バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイが、同社にとって最大規模となる日本株投資の一環として住友商事の株5%を取得したことを近いうちに発表すると記されていた。
「全く予想もしていなかった」と兵頭氏。「非常に著名な投資家でいらっしゃるので、その意味では光栄」だと話した。