効率良く自己分析をするために知っておきたい3つのこと
その解決策が、自己分析である。
これは、就職活動において、何よりも先に、真剣に取り組んで欲しい。
ここまで読んでくれた君たちなら分かってくれると思うが、採用担当者は学生の表面的な経験や取り繕った強みが聞きたい訳ではないのだ。
その経験を客観的に分析して、自分の「強み」や「価値観」を相手に伝わる言葉にすることが何より重要なのだ。
そこで今回は、自己分析をするときに、注意して欲しい3つのポイントを紹介しよう。
ほとんどの就活生がこれを知らずに、効率の悪い自己分析をしてしまっている。
1・1回の自己分析に時間をかけすぎない
自己分析というと「じっくり自分と向き合う」というイメージが先行している。たしかに、自分と向き合うには一定以上の時間がかかるのは事実だが「1つのテーマに長時間」はおすすめしない。長くて1テーマ30分程度にしよう。
例えば、大切にしてきた「価値観」を過去の経験から振り返るとしよう。実は、同じ過去のエピソードを振り返るにしても、その日の気分によって解釈も変わってくる。ある日は「素晴らしい経験だった」と振り返れても、別の日には「悲しい経験だった」と捉えることもある。その両方の側面に気付くことが大切なのだ。
一つの事実を多面的に振り返ると、自分のことがより見えてくる。そういう意味で、1回の自己分析に時間をかけすぎずに、場所や時間を変えて「繰り返し」やることを意識して取り組もう。
2・やりたいことを探さない
志望企業を探すため、最初に「やりたいこと」を探す人がほとんどだが、これも落とし穴。社会に出たこともない、情報不足の君たちがやりたいことをみつけるなんて至難の業だ。
最初に探すべきもの。それは、「望む生き方を知ること」だ。自己分析を通して「どんな人間性でありたいか」「どんなもの(物欲や名誉など)を手に入れたいか」「どんな影響を社会や人に与えたいか」を明確にしよう。その上で、「望む生き方を実現できる仕事はなにか」を考えると志望企業が見えてくる。