先輩が後悔していることNO.1、「自己分析」が明暗を分ける

 それは、彼が面接で、学生団体をしていたことや、その規模、活動内容の紹介に終始してしまったから。

 大学生の中で「すごい奴」と言われていたので、やってきたことの話さえすれば評価されると思ってしまった。しかし、採用担当者はそんなに単純ではない。

 彼は、面接官に、
「それはきみの話ではなくて、きみが代表をしている団体の紹介だろ」
と突っ込まれて次々と落とされてしまう。

「普通の学生」の中には、「すごい大学生」と言われる人たちの経験やスペック、華やかさなどと自分を比較し、不必要に自信を喪失している学生がとても多い。

 しかし、僕の知る限り、大学生のあいだで「すごい」と言われている人で、やってきたことの事実だけで「すごい」学生というのは見たことがない。「普通の学生」も安心して就活に臨んでほしい。

 ではA君はどうすれば、自分の魅力をしっかりと伝えられたのだろうか?

 少し自分で考えてから、次ページを見てほしい。