会社で稼いだお金(粗利)を、
いったい何人で生み出しているか

  粗利を従業員の数で割ったもの、それが「1人当たりの粗利」です。
  つまりこの数値は、「会社で稼いだお金(粗利)を、いったい何人で生み出しているか」を表すものであり、会社の本当の力を探るバロメーターなのです。

「1人当たりの粗利」は、株式を公開している上場企業であれば、私たちでも計算することができます。その方法をお伝えします。

 まずは、「○○(会社名) 有価証券報告書」とグーグルやヤフーなどの検索エンジンで調べてみて下さい。

 有価証券報告書を開くことができたら、「従業数の状況」という表を探して下さい。そこに従業員数が載っています。従業員数の算定については、実質的な労働力を考慮して、「従業員数+平均臨時雇用者数×0.5」で算出します。

 売上総利益(粗利)については、「連結財務諸表等」の中に載っていますので、数字を抜き出してみて下さい。

 売上総利益を、従業員数で割ると出てくるのが、「1人当たりの粗利」です。