緑茶が脳卒中や心筋梗塞後の死亡リスクを下げる?
脳卒中や心筋梗塞で一命を取りとめたら、緑茶を摂取すると良いかもしれない――。緑茶やコーヒーの摂取量と死亡リスクとの関連を調べた、大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座公衆衛生学の磯博康氏らの研究結果が、「Stroke」に2月4日掲載された。
この研究は、がんリスク評価のための共同コホート研究(JACC研究)のデータを用いて行われた。1988~1990年に参加登録された40~79歳の4万6,213人を18.5年(中央値)追跡。登録時に、脳卒中既往者478人、心筋梗塞既往者1,214人が含まれており、4万4,521人は脳卒中や心筋梗塞の既往がなかった。追跡期間中に9,253人が死亡した。