「業務量が自分のキャパシティを越えました。どんどん『やれ、やれ』って言われて付いていけず、燃え尽きるように退職しました」

 こうして体調を崩した佐々木さんは、20年12月末、会社を辞めた。

 佐々木さんは、社会に適応しようと思っても、勤めた企業がここまでブラックだと、それを維持するのが難しいという。

「結局、社会と自分が乖離してしまった状態がひきこもる条件だと思います。ひきこもりをしている人がその乖離を認めて、社会に参加しようという姿勢を意識しないと、おそらく『脱ひきこもり』にはならない。でも就労意欲があっても、労働者に配慮した環境を整えてくれているような企業ばかりではない。そうなると、会社や仕事に付いていけない。そういうところに僕は社会との乖離を感じます。正直なところ、今はまだ疲れが取れきっていない。一言でいうと『やさしさ』が企業にも社会にもない気がします」

 佐々木さんはこれから、自治体の支援プランを活用することも考えている。

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