お手本はソニー!西武が模索する新たな事業の形、「駅配サービス」の次は?
写真提供:西武

西武ホールディングス(西武HD)は、2021年2月8日、「スマートコインロッカー」を使った駅配サービス「BOPISTA(ボピスタ)」の実証実験をスタートした。コロナ禍で生活様式が変わり、西武の主軸となる鉄道やホテル事業領域での新しい挑戦がしづらい状況の中、2017年に立ち上げた部署「西武ラボ」がさまざまな取り組みを仕掛けている。(フリーライター 橋長初代)

駅のロッカーが駅ビルになる!?

 ボピスタは、事前にオンラインで購入したスイーツなどの商品を、スマホを使って駅のスマートコインロッカーで受け取れるサービスだ。百貨店を展開するそごう・西武と、駅ロッカーを提供管理するセントラルオペレーション、次世代のコインロッカーシステムを提供するスペースアールの3社との協業で行われている。

 主体となって手掛けている西武HD経営企画本部西武ラボ部の伊藤航氏は、西武の鉄道網を活用し、ネット通販とリアル店舗を融合した「狭域のOMO(Online Merges with Offline)の購買体験」と話す。

 実施期間は3月末までで、西武池袋線の池袋駅、富士見台駅、所沢駅の3駅に専用ロッカーを設置。スタート時は、西武池袋本店で販売するスイーツや化粧品など全10ブランド17品を取り扱う。商品代金に応じて100~500円の利用料が課金され、注文は原則平日24時間可能で、最短3時間後から受け取りができるという。

 都合のいい時間帯に最寄り駅で受け取れるので、受け取ってそのまま手土産にしたり、西武沿線に住む人へのギフトとして遠方から注文したり、さまざまな活用が可能だ。