なんだかんだ手数料が安いのは、あの銀行

 先にも書いたように、ネット銀行が必ずしも手数料が安いわけではなく、引き出し手数料についてもバラバラだ。この比較は定期的に行っているが、流通系を外したネット銀行のうち取引等条件なしで無料引き出し回数が最も多いのは、ソニー銀行で4回。続いて、GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行の2回と続く。なお、あおぞら銀行BANK支店は、ゆうちょ銀行ATMに限り、回数制限なしに引き出し無料となる。

 キャッシュレスへの流れで言えば、現金の入出金が有料か無料かはささいな話になっていくだろうが、うっかり引き出したために220~330円も取られるのはつらい。土日祝日も無料、コンビニ内ATMとしても使えて利用時間も気にしなくていい点では、やはり、ゆうちょ銀行が最強と言わざるを得ない。

 しかし、光もあれば影もある。ゆうちょ銀行がドコモ口座不正引き出し事件のメインターゲットにされたのは記憶に新しいところだ。使い勝手がよく、多くの人が口座を持てば持つほど、悪意ある人間に目を付けられやすい。ゆうちょ銀行をはじめ、各行が不正対策を取っているが、やはり利用者自身が自衛することが欠かせない。紙通帳の有料化、不稼働口座への手数料等をきっかけに、保有する口座の確認・整理ももう一度しておきたいところだ。