株価指数の構成銘柄は出たり入ったりするものだが、非常に小規模な企業数社が毎年、小型株指数に「昇進」している。最終的にSP500種指数に仲間入りする企業もある。そうした企業でも、1年半の間に時価総額3900万ドル(約40億円)のペニー株(超低位株)から、SP500構成企業10社以上の価値を超える企業へと変貌したりはしない。だがそれはまさに、燃料電池開発のフューエルセル・エナジーが成し遂げたことだ。フューエルセルだけではない。ラッセル・マイクロキャップ指数を構成する企業のうち14社の時価総額は膨れ上がっている。18日には最も時価総額が小さいSP500構成銘柄を上回った。例えば、不動産仲介サービスのeXpワールド・ホールディングスの場合、時価総額は100億ドル近くと、SP500構成銘柄で最下位の倍以上ある。昨年にラッセル・マイクロキャップ指数銘柄の入れ替えが発表された時、時価総額の最上位は8億4000万ドルだった。