2022年4月、改正された年金法が施行される。その内容を見ると、パートへの厚生年金の適用拡大、繰り下げ受給開始年齢の上限引き上げなどわれわれのライフプランに大きく影響する項目がめじろ押しである。特集『年金大改正 損をさせない活用術』では、3月15日(月)から18日(木)までの全4回にわたり、主なポイントを解説し、改正によって変わる受取額の試算や、知っておきたいノウハウをお届けする。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)
#1 3月15日(月)配信
年金大改正!知らないと大損しかねない「5つの注意点」徹底解説
今回の改正で短時間労働者、いわゆるパートの人への厚生年金加入を義務付ける企業規模が引き下げられる。65歳以降、働いてもすぐには増えなかった年金が毎年増える。70歳までしか繰り下げられなかった年金の受け取り開始が、75歳まで繰り下げることができるようになる。損をしないために、こうした知っておきたい改正の主な注意点を徹底解説する。
#2 3月16日(火)配信
年金法改正で「働くと年金が増える」金額大試算!パートで厚生年金、65歳以降就労…
パートで働く配偶者が新たに厚生年金に入ると、どれだけ保険料を払い、どれだけ将来の年金が増えるのかは気になるところ。また、65歳以降、働きながら毎年もらえる年金額が増えるといってもピンとこない人も多いだろう。そこで、どれくらい働くかを考える材料となるよう、月収別、働く期間別に保険料や増える年金額を試算した。
#3 3月17日(水)配信
年金繰り下げ受給で「手取り」はいくら増える?FPが独自試算【改正年金法対応】
年金の受給開始を70歳まで繰り下げると、受取額は42%増え、75歳まで繰り下げると84%増える。ただ、これは額面の話だ。税金や保険料などが差し引かれ、実際に使える手取り額は額面より少なくなる。手取りベースで見た、65歳から受け取った場合と比べた増加率や、65歳からの額に追い付く時期はどうなるのかは、繰り下げ受給を考える上で必須のデータだ。ファイナンシャルプランナーの深田晶恵氏にシミュレーションしてもらった。
#4 3月18日(木)配信
老後貧乏が嫌なら絶対知っておきたい「年金7つの活用法」、Q&Aで全解説
年金の増額を狙って70歳以降まで受給開始を繰り下げてきたが、いざ申請するときになって健康状態が悪化したり、突然、まとまった資金が必要になることもあるだろう。実は繰り下げ受給申請時に、二つの受け取り方が選べるのだ。その具体例を含めた年金の有利な活用法として、七つのポイントをQ&Aで説明する。
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