どこの銀行で口座を作るべきか?

 住信SBIネット銀行、楽天銀行、ジャパンネット銀行など、インターネット専業銀行なら利用料がかからないので、口座を持っておいたほうがいいでしょう。

 こうした銀行では、社会保険料の引き落としができない、ゆうちょ銀行と同様に経営セーフティ共済に加入できないデメリットもありますが、メガバンクに固執せずにこれらの銀行を使うのも1つの方法です。

 結論としては、通常の銀行を1つ、ゆうちょ銀行またはインターネット専業銀行の口座を1つ持つのが現実的でしょう。

ネットバンクのメリット

 ネットバンクを使えば経理の手間が格段に減ります。1つは外出、銀行に行く手間。「通帳を記帳する」「銀行で振り込む」といった手間がなくなります。

 銀行の取引をデータで集めることができるのが、ネットバンクの本当のメリットです。このデータがなければ、通帳を見ながら地道に入力しなければいけません。そんなことに経理担当者の時間を使わないようにしましょう。

 また、ネットバンクであれば会計ソフトと連動させ、「取引を自動的に登録する」こともできます。

 ネットバンクは「ネットで取引ができる」だけではなく、外出時間を減らし、入力時間を増やすという絶大なメリットがあります。

 通帳を自宅に持ち運ぶこともしなくてすみます。リモート経理に欠かせないものです。