日産自動車の内田誠社長(撮影:2019年12月)
日産自動車の内田誠社長(撮影:2019年12月) Photo:NISSAN

候補100人から抜擢された
日産の内田誠社長

 カルロス・ゴーン元会長の突然の逮捕後の混乱と業績不振の日産にあって、2019年12月1日に内外の社長候補100人から抜擢され就任したのが内田誠社長である。内田日産体制のスタートとなった初年度は、19年度に続く大幅赤字は避けられない。だが、第3四半期(10~12月)の営業黒字の確保から光明が見えてきた。

 就任から1年余を経て、来期に向かう内田社長がインタビューに応じて「21年度の営業利益率2%以上の確保」に自信を示すとともに「日産が電動化でリーダーシップを取る」と電動化の強化に改めて強い意欲を示した。「日産の強み」を生かし、逆襲に向かう。

BEVとe−POWERに絞って
「電動化のリーダー」を狙う

 世界的なカーボンニュートラルへのトレンドは、自動車業界にあっても電動車への転換の流れをスピードアップさせている。欧米・中国のメーカーもBEV(バッテリーEVまたはピュアEV)転換の計画を相次いで打ち出している。