子ども2人を大学院に行かせると
一体いくらかかるのか?

 今後の支出を考えると、2人の子どもは現在13歳と11歳。私立一貫校に行かれているようなので高校までは今のままだと思います。二男が11歳なのでEさんの年齢51歳から考えれば、高校までに支出は毎月の収入から賄えることでしょう。とすれば、大学と大学院の費用が今後発生するイベント費用になります。進学プランが書かれていないため、概算値を使わせていただきます。国立か私立かで学費は大きく異なりますが、試算では学費の多い私立で行います、また文系と理系でも異なることから、両方の平均値を使います。

 大学は4年間で460万円、大学院は2年間で200万円前後なので1人当たり660万円になります。少し余裕を見て700万円とすれば、2人で1400万円になります。これを金融資産から賄うと残額は2400万円になります。

このままでは老後の貯蓄は400万円に
家計の見直しは急務

 イベント費用は学費のほか、考えられるのが車の買い替え費用と思われます。年齢から推測すれば3~4回の買い替えと思われ、1回当たりの金額は500万円、4回で2000万円とします。車の金額はやや高めですが、収入と現在乗られている車種から試算しました。Eさんは「少ない」と思われるかもしれませんが、家計の見直しを行わない場合、車の買い替え費用を差し引くと400万円しか残らないことになります。

 もし、家計を見直さずこのまま暮らしていくと、400万円の金融資産で老後を迎えることになります。「家賃収入が月20万円あるから大丈夫」と思われるかもしれませんが、最近購入した一軒家のローンの支払いが月23万円もあるのですから、この時点でマイナスです。家賃収入があったとしても、余裕がある老後は過ごせません。

 早めに家計の見直しをして金融資産を増やすのは言うまでもないことです。家計を見直して貯蓄を行っていくわけですが、Eさんと奥様の現在の収入が何歳まで続くのか、また何歳まで働くのも記載がありません。試算では夫婦共に60歳まで現在の収入が継続するものとし、60歳から65歳以降の勤労収入は半減の金額で試算を続けます。