偏差値では入りやすいのに、大学受験に強い、レバレッジが利く中高一貫校はどこか?そんな“掘り出し物”を見つけるべく、独自ランキングを作成した。特集『最強の中高一貫校&小学校・幼児教育』(全18回)の#2では、首都圏175校の総合ランキングを掲載する。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰、竹田孝洋)
中学受験の最大市場
首都圏のお得な学校は?
偏差値は低くとも、難関大学を含めた大学合格の実績は侮れない――。そんな“レバレッジ”が利く「お得な中高一貫校」を知るべく、ダイヤモンド編集部は大学通信の協力を得て、6年前の2014年度に中高一貫校各校に入学した生徒が、20年度に実際どこの大学にどれだけの合格者を出したのかを調べ、入学時と卒業時の偏差値の差から各中高一貫校のレバレッジ度を求めた。
ただし、6年前に比べて入学偏差値が上昇した学校もあり、今現在も偏差値がインフレになっていない隠れた学校を探す方が望ましい。そこで、22年入試の受験校選びに役立てるべく、現在の入学偏差値を差し引いて「学力伸長度」を算出。「首都圏」「関西」「東海・その他」ごとにランキングを作成した。
なお、入学偏差値が高くなるほどこのレバレッジ度は下がる傾向にあるため、入学偏差値55未満の学校はランキング上位のみを掲載した(同55以上の難関校は別個で掲載)。
では、早速「首都圏」のランキングを見てみよう。おそらく、一般的な知名度とは乖離した驚きの顔触れになっているはずだ。