子ども自身が、自分に合った進路や学習法を選ぶのは難しい。特に未就学児は、親がそれを見極めてやる必要がある。特集『最強の中高一貫校&小学校・幼児教育』(全18回)の#14では、自身が子どもの小学校受験を経験した小児発達医が、わが子の向き不向きや、能力を伸ばす学び方を知る手だてになる「認知特性」テストを伝授する。(ダイヤモンド編集部 野村聖子)
早期教育をしたいなら
子どもの向き不向きを見極めよう
子どもは3歳ごろになると、絵を描くのが好き、本を読むのが好きなど、遊びの嗜好が明確になり、言葉や社会性も発達してくる。
そのようなわが子を見ると、ふと「何かやらせてみようか?」と、早期教育を考え始める親は少なくないだろう。
もし、早期教育を検討するなら「子どもの向き不向きを見極めることが大切」と、小児の発達を専門とする小児科医の本田真美医師は話す。
そのためには、子どもの「認知特性」を知るのが良いというが、認知特性とは一体何だろうか。
そして、それを見極めるための「認知特性テスト」について解説する。