ちょっとした規模の駅でも、駅前に軒を連ねる中学受験塾の看板を目にすることが少なくないはず。張り出された御三家や新御三家の合格者数に、わが子の将来を重ねがちだ。だが、合格者数の多寡だけで塾を選んだ結果、わが子と塾の性格が合わなければ後悔することも。特集『最強の中高一貫校&小学校・幼児教育』(全18回)の#11では、有名塾の最新合格者ランキングと共に、子どもに合った東西の塾の探し方を伝授する。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)
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塾選びを間違うと受験失敗も
現在の中学受験では、進学塾への通塾は不可欠だ。
「塾ソムリエ」としても活躍する「中学受験専門プロ家庭教師集団 名門指導会」の西村則康代表は言う。「それもできるだけ合格のノウハウがある大手と呼ばれる有名塾に通わせる方がよい。ただし、塾の性質とわが子の性格の相性をよく吟味して塾を選ばないと後悔しかねない」。
小学6年生時の大手進学塾の年間費用は、概算で100万円前後が必要となる。私立大学の年間学費にほぼ匹敵する出費だけに、事前の比較が欠かせないのだ。
そこで、後悔しない塾選びのため、わが子の性格から考える東西の大手進学塾の特徴について、一目で分かる比較図を作成した。一口に大手進学塾と言っても、その性質は千差万別であることが理解できるはずだ。