投資対象としてゴールド(金)を保有している人はあまり多くないだろう。しかし、「ゴールドが近い将来最も有力な投資先の1つになる」と提唱するのは、YouTube再生回数1億回を超える人気投資家の高橋ダン氏だ。著書『ゴールド投資──リスクを冒さずお金持ちになれる方法』では、ゴールドに投資する根拠から投資の実践方法まで余すことなく語った。本稿では、特別に本書から一部を抜粋・編集して紹介する。

ゴールド投資
Photo: Adobe Stock

投資の神様バフェットのオフィスにはパソコンがない

 戦略的に長期投資をするうえで、機械的に買い続けていくためのコツとしては、「チャートを見ない」と決めるのがよいかもしれません。

 チャートを見て金価格が下がっていれば、「先月の買値は高かった」と思うことがあるはずです。

 反対に価格が上がっていれば、「売ったほうがよいのではないか」と思うこともあります。

 気持ちが揺れて、そんなふうに思ってしまう可能性がありそうだと思うのなら、チャートは見ないほうがよいですし、むしろ「チャートを見ない」「アプリを開かない」と自分のルールとして決めてしまうほうが精神的に健康だと思います。

 また、金価格は常に変動するものだと覚悟しておくことも大事だと思います。

 過去の値動きを見ると、2011年に高値をつけた後は、コロナショックが起きる2020年まで金価格は低迷しています。

 2011年ごろに買った人は「高かった」と後悔するでしょうし、コロナショック後に金価格が上昇してから買い始めた人は「低迷しているときに買っておけばよかった」と後悔するでしょう。

 金投資に限ったことではありませんが、投資をする以上は、このようなリスクは避けようがありません。

「そういうものだ」と割り切るか、「いずれ5000ドルまで上がるだろう」「1万ドルも目指せるかもしれない」「保険として持っておくことが大事」と考えて、過去の値動きを気にしないと決めるしかないのです。

 長期投資で世界トップクラスの財を築いたウォーレン・バフェットも、あえて値動きを見ないようにしている投資家の1人です。

 バフェットのオフィスにパソコンがないのは有名な話です。

 投資というとまずはチャート分析と考える人もいるかもしれませんが、チャートを見なくても、チャートを読めなかったとしても、長期投資はできますし、資産を増やしていけるのです。