テレビのニュース番組が培ってきた
「情報の見せ方」のノウハウを凝縮

 mmhmmが開発の過程で参考にしたのは、テレビのニュース番組などでなじみのある情報の見せ方だ。

 キャスターの顔だけが大写しになる時もあれば、キャスターの隣に「今日のおもなトピック」が表示されたり、ニュースの本題に入れば全画面が写真やイラスト、動画に切り替わったりもする。

 このような演出は、ニュース番組の制作者が長年にわたって培ってきた、わかりやすく、視聴者を飽きさせない情報提示の工夫といえる。

 リアルなセミナーにおいても、上手なプレゼンターは、プレゼンの画面だけに頼らず、自らのジェスチャーや、その場で何かを手にとって見せることによって聴衆の興味を引き、場を盛り上げることにたけている。

 しかし、Zoomなどを介したオンライン会議やウェビナーでは、ほとんどの場合、プレゼンターの顔か、資料そのものが画面いっぱいに表示されてしまうため、見せ方が単調になりがちである。

 ところがmmhmmを使うと、プレゼンターは資料を見せずに自分の話に集中してもらったり、資料を傍らに表示して、それを指さししながら説明したり、資料を背景にして話をしたりすることが、自由に行えるようになる。

 資料自体は、静止画、動画、PDF、プレゼンテーションファイルなど、通常のプレゼンで利用されるものであればそのままインポートして使うことができるし、YouTubeなどの映像や、Webブラウザのウィンドウをmmhmm内で共有して再生することも可能だ。

mmhmm_オフ表示
mmhmm_肩越し表示プレゼンターの意図に応じて資料の見え方を「オフ」「肩越し」「フル」のように変えることができる
mmhmm_フル表示M1チップ搭載のMacのような高性能機では、「ビッグハンド」とよばれるCGの手を画面に合成し、親指を立てるジェスチャーなどを自動認識して表示に反映することも可能だ

 また、バーチャル背景にあたる「ルーム」も240種類以上あり、室内、屋外、絵葉書、抽象、アート、パターン、ダイナミック(動きのあるイメージ)などのテーマ別に整理されている。しかも随時追加されており、プレゼンのテーマや気分に応じて最適なものを選べるようになっている。

mmhmm_ルームルーム(バーチャル背景)が豊富にそろっており、文字通り、部屋の模様替えをする感覚で利用できる

 さらに、資料のサイズやプレゼンターとの位置関係、プレゼンターの「透明度」なども、リアルタイムで自在に変えることができる。プレゼンの最中にこれらの機能を駆使すれば、多彩な演出が可能となるだろう。

mmhmm_左上プレゼンターの位置を左上に設定し、資料を見下ろすように配置したところ
mmhmm_透明度プレゼンターの「透明度」を上げて、背景や資料の手前にうっすらと浮かび上がるようにしたところ