巣ごもり生活はいつ終わるのか? こうなったら志麻さんレシピで笑顔になるっきゃない。
連休中こそ、いつもの冷蔵庫の食材が簡単! 贅沢レシピに大変身! もう献立に迷わない!
話題沸騰中の「伝説の家政婦」志麻さんの処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』がついに21刷・17万部を突破。「料理レシピ本大賞料理部門」に入賞」した世界に1つだけの処女作だ。
さらに、『厨房から台所へ――志麻さんの思い出レシピ31』の勢いも止まらない。こちらは数ある志麻さん本でも初の“エッセイ風レシピ本”という新境地を開拓。新聞書評で「20代の志麻さんは、傷だらけになっても走ろうとしていた。切なすぎて胸が痛い」「食べたものは体になり、心になり、人生をつくる」と絶賛された。
ふだんお家で食べたことのない「タンドリーチキン」、「農家の野菜スープ」、「ラタトゥイユ」、「豚肉のビール煮」、「お米のニース風サラダ」、「ローストビーフ」、「アッシ・パルマンティエ」、「ハヤシライス」、「メンチカツ」、「チョコレートムース」など、フランス家庭料理から、和洋中、エスニック、おやつまで秘伝のレシピが多数収録され、ふだん料理をしない人でも、手早く簡単に作れてしまうというから驚きだ。
冷蔵庫にあるふつうの食材が、なぜ、ワンランク上の「簡単!贅沢レシピ」に変身するのか?
これさえ覚えておけば、平日多忙なお父さんお母さんも、尊敬の眼差しを浴びるかもしれない。
今回、編集部では、実際に志麻さんにお仕事を依頼している家庭の声を集め始めた。
なぜ、ユーザーの方々は何度も志麻さんをリピートするのか。担当編集が改めてその謎に迫った。
(撮影:新居明子、構成:寺田庸二)――(こちらは2018年4月29日付け記事を再掲載したものです)

志麻さんの絶品3品とは?

 担当編集の私が、志麻さんを「沸騰ワード10」(日本テレビ系)で初めて見た2017年2月3日。

 その時、志麻さんは、子どもたちのリクエストに答え、「芋けんぴ」をふるまっていた。作ったそばから子どもたちが芋けんぴの山を次々崩していくのを見て、「こりゃ、本物だ」と思ったものだ。

 実は、私は本を作る前の取材として、あの家庭を取材したことがあった。

 あのご家庭をもう一度、取材したい。

『志麻さんのプレミアムな作りおき』を出版して半年が経過し、そんな思いがふつふつと蘇ってきた。

 自覚はないが、私は自宅で「あの芋けんぴがすごい」と何度も連呼していたらしい。

 あの時の「芋けんぴ事件」の衝撃が相当残っていたのだろう。

 思い切って、あの家庭の奥様にアポを入れると、なんとご快諾!

 私は久方ぶりにお話を伺うことができた。

 その方は、事業再生や家事事件を多く手掛ける敏腕弁護士だった。

 私は、率直に聞いた。

「志麻さんのレシピの中で、美味しいものトップ3は何ですか?」