――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  米株価の上昇は行き過ぎだと懸念する人がいたとしても、その懸念を静め、さらなる投資を促す説明をすぐに見つけられるだろう。最新の説明は、今年は企業利益が急増しているため、これが株価上昇を正当化するというものだ。  企業利益の増加は、ロケットの絵文字や「トゥ・ザ・ムーン(天井知らず)」のタグを伴うほどのものではない。しかし「S&P500種株価指数の構成銘柄は、今年の増益幅が2008~09年の金融危機後の回復期以来で最大になると予想されている」程度のことは言えるだろう。