――筆者のクリストファー・ミムズはWSJハイテク担当コラムニスト ***  米ワイオミング州で生まれ育ち、石油・ガス会社を家族経営するボブ・ダイクスさん(69)は、そう聞いて想像できる通り、しゃがれ声でゆっくり話す。政治的には無党派で、地球温暖化はよく分からないと話す。それでも電気自動車(EV)を初めて購入するつもりだ。(米EV大手テスラを率いる)イーロン・マスク氏の車ではない。「テスラは私に言わせればヤッピー(都会に住む若手エリート)の乗り物だ」と彼は言う。