インドで新型コロナウイルスが猛威を振るっていることを受けて、ウイルス封じ込めに概ね成功している国の間では、禁錮刑や罰金を科すことで、自国市民によるインドからの帰国を制限する動きが出ている。これまでほぼ感染を抑え込んでいるオーストラリアは、隔離システムが対処不可能になる事態を懸念し、インドからの入国を禁止した。ニュージーランドも先月、インドからの入国を一時的に禁止。その後、自国市民の帰国は認めるよう指針を見直した。オーストラリアの入国禁止は時限措置で、5月15日に期限を迎えるが、禁止措置が延長される可能性もある。過去14日にインド国外に滞在している人は対象外となる。だが、違反すれば最大5年の禁錮刑か、5万ドル(約550万円)の罰金が科される。
インドからの帰国、自国民も禁止の動き 禁錮刑や罰金も
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