米企業トップの一部からは、リモートワークには嫌気が差している面があるとの声が聞かれる。JPモルガン・チェースやズーム・ビデオ・コミュニケーションズのCEOらだ。新型コロナウイルスが流行する中で1年以上にわたりリモートで業務を行ってきた銀行やテクノロジー業界の企業幹部らは、この先何カ月も在宅で完全に業務がこなせるはずという考えには反発する。柔軟な勤務形態は今後も続くとの予想も一部にあるものの、際限のないビデオ会議により、明らかな燃え尽き症候群の兆候が見られると幹部らは指摘する。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を運営するズーム・ビデオ・コミュニケーションズのエリック・ユアンCEOは4日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「CEOカウンシルサミット」に参加し、自身が「ズーム疲れ」を経験したと語った。昨年は1日に19回立て続けにズーム会議を行ったこともあるという。
米ズームCEOも「ズーム疲れ」
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