今夏開催予定の東京五輪・パラリンピックに参加する選手は米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの提供を受けられることになった。国際オリンピック委員会(IOC)が6日発表した。主催者側では、依然として不透明感が漂う五輪実施に向けた弾みとしたい考えだ。  IOCとファイザー・ビオンテックが交わした覚書によると、世界各国・地域のオリンピック委員会が地元政府と協力し、参加選手や関係者らへのワクチン配布を調整する。  コロナのパンデミック(世界的大流行)が続く中、ワクチン接種は五輪を安全に開催するための鍵を握っている。