米国経済の生産性はかなり上がっているように見える。人々がビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」の使用方法を理解するのに費やした時間は、これとはあまり関係がない。米労働省は6日、第1四半期の労働生産性(平均的な労働者が1時間にどれだけの仕事をこなせるかを示す指標)が、年率換算で5.4%上昇し、前年同期を4.1%上回ったと発表した。新型コロナウイルス危機が発生する前の10年間の生産性上昇率が年平均わずか1%であったことを考えると、今回の上昇は注目に値する。コロナ下で米国の多くの労働者や企業はより効率的な方法を学ぶ必要に迫られたことから、こうした新たな効率性が今回の生産性向上の背景になっていると考えたくなる。だとしたら、とても喜ばしいニュースだ。生産性が上がれば、同じ時間でより多くのものを生産できるようになるため、経済を過熱させることなく成長を加速でき、労働者の賃金上昇や企業の増益につながる。