【インタビュー】ひろゆきが「学歴を見ろ」と語る意外すぎるワケひろゆき氏(撮影:榊智朗)

「簿記三級」より大事な「生きるスキル」

――なるほど。だから受験勉強を乗り越えるスキルは持っておいたほうがいいんですね。

ひろゆき氏:失業率が上がっていけば、結局、スキルのない人が苦労する時代にはなりますよね。だから、早いうちに勉強はできるほうがいい。

 それができなかった人は、逆に、「楽しく生きるためのスキル」をつける道を選ぶべきですよね。

――それは、繰り返し本やYouTubeで語っている話ですよね。

ひろゆき氏:そうです。お金がなくても外で遊べる方法を持つとか。高いお店じゃなくても安いファストフード店で話ができる友達がいるとか。自分で料理するとか、趣味を見つけるとか……。

 中途半端な簿記三級とかの資格を取るより、よっぽど重要ですよね。難関資格なら別ですけどね。そういう道が辿れなかった人は、いさぎよく諦めて楽しく生きたほうがいい。ここから先は「1%の努力」にある話と同じですね。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、16万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。