お酒と食事の楽しみを取り戻す日を願って
飲食店向け規制「6つの新ルール案」

 緊急事態宣言の延長に当たって、政府と自治体には、飲食店向けの規制ルールをぜひ見直してほしい。

 飲食店に対して、以下のように要請するのはどうか。

(1)営業時間は拡大し、食事時間の分散化を図る
(2)席間を空ける
(3)酒類の提供を認める(ただし、大声の酔客には退店を促す)
(4)来店客は原則として1人ないし2人単位まで
(5)換気の徹底、検温、手指消毒、店側のマスク着用
(6)店内に「会話はお静かに」と表示する

 アクリル板などの設置やマスク会食などを追加すべきなのかもしれないが、筆者にはその有意性の有無が分からない。印象では、アクリル板は「気休め」程度にしか見えないし(より大事なのは換気ではないか)、マスクの付け・外しは、手をマスクに頻繁に触れることがかえって不衛生であるようにも思える。これらの点も含めて、専門家の検討を待ちたい。

 ちなみに、筆者のオフィスの近くにある焼き鳥店(現在閉店中)は、酒類提供が禁止される前まで、上記の(1)以外の、(2)〜(6)を実施して、席間が空いて客数が減った分を値上げによる客単価の向上で補って(顧客の支持の高い店は値上げが可能なはずだ)、うまくやっていた。

 おいしいお酒と食事の楽しみを取り戻す日が早く来ることを期待したい。

 さて、ネットの酒屋に「獺祭」を注文しようかな!