1位は東京の年収1373万円!
マーキュリアインベストメント

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「証券会社、投資ファンドで平均年収が高い企業ランキング」を作成した。上場企業を対象に、各都道府県で最も平均年収が高い会社をピックアップし、金額が大きい順にランキングしている。都道府県は本社所在地で、ダイヤモンド社企業情報部調べ。対象期間は、2019年12月期~20年11月期。

 早速、ランキングを確認していこう。

 1位となったのは東京都に本社を置く、マーキュリアインベストメントだ。平均年収は1373万円である。日本政策投資銀行が作ったプライベートファンドで、主要株主には同行の他に、伊藤忠商事や三井住友信託銀行などが名を連ねている。ちなみに従業員の平均年齢は41歳だ。

 2位は野村ホールディングス(HD)で、平均年収は1313.6万円。

 3位はGMOフィナンシャルホールディングス(HD)で、平均年収は1122.8万円(19年12月期)だった。

 ただ、同社の前期(18年12月期)の年収をチェックすると、774.7万円にとどまっていた。たった1年間で年収が約1.4倍に増えた計算になる。IR担当者に確認したところ、「二つの要因が重なった」という。