写真:Nintendo Switch,任天堂Photo:picture alliance/gettyimages

2020年6月に東証マザーズに上場し、デザインカンパニーとして初の上場を果たしたグッドパッチ。今、もっとも勢いのあるデザインカンパニーの感性あふれるデザイナーたちの間で5月に話題になったアプリ、サービス、デザインの中から、今回は、Googleの新たなデザインシステム、プログラミングを学べるNintendo Switchの新作ソフト、デジタルネイティブ世代をターゲットとした新銀行など、5つの製品やサービスを紹介しよう。

電動キックボードのシェアリングサービス、
規制をクリアし国内で本格始動

https://luup.sc/news/2021-04-23-escooter-start/

 電動、小型、一人乗りのマイクロモビリティのシェアリングサービスを展開するLuupが、2021年4月23日より、電動キックボードのシェアリングサービスを開始しました。

 海外では電動キックボードのシェアリングサービスが普及している国も多いですが、日本では電動キックボードは現行法上「原動機付自転車」に位置付けられるため、ヘルメットの着用やナンバープレート装着、車道のみの走行といった走行条件が課せられています。

 今回、関係省庁との議論や実証実験を重ねた結果、産業競争力強化法に基づく「新事業特例制度」に認定され、国内初となる「ヘルメットの着用が任意」となる形での電動キックボードのシェアリングサービスが実現。ついに国内でもこうしたサービスが本格始動しました。

 最初に導入が開始されたエリアは、Luupがすでに別のサービスを展開している渋谷区、新宿区、品川区、世田谷区、港区、目黒区の全域です。利用には、運転免許証の登録や、走行ルールの確認テストに合格することが必要です。

 実際に5kmほどの移動に利用してみたところ、利用開始もスムーズで、一度進み始めると坂道もラクラク。安定感のある乗り心地でした。サドルがなく足が地面と近いため、簡単に乗り降りできる点が電動自転車との違いです。スーツやスカートを着用しているかたも日常的に利用できるのではないでしょうか。

 電動キックボードは、土地の狭い日本の都市部だからこそ活躍が期待できるため、今後、一気に普及が進むかもしれません。また、昨今はコロナ禍によって住む場所を見直す人が増えており、こうした「移動体験」がアップデートされることによって、暮らしの選択肢がさらに広がりそうです。