『医者が教えるダイエット 最強の教科書』が、発売直後から全国で大きな話題を集めている。著者は、生活習慣病の専門医として、膨大な人数の肥満に悩む患者を診てきた牧田善二氏。日本人の食生活を変えた90万部超の大人気ベストセラーシリーズ「待望のダイエット編」だ。最新の医学的エビデンスに基づき、最も効果的なダイエット法を解説した集大成の1冊と言える。「食欲をガマンしない」「キツい運動はしない」「お酒を飲んでOK」などダイエットの常識が次々と覆される。夏場に向けてダイエットに取り組む人へ、本書から特別に一部を抜粋して紹介する。

医師のモーニングルーティンPhoto: Adobe Stock

都合の悪い情報こそ、早期発見が重要

「太った予感がするので、今日は体重計に乗るのはやめておこう」

 こういう人、結構いますよね。

 しかし、このマインドこそリバウンドを呼び込むもとだと明言しておきます。

 都合の悪いことを見逃していれば、せっかく減ってきた体重も、どんどん増えてしまいます。

 もし、嫌な予感の通りに体重が増えていたとしても、ちゃんと毎日体重計に乗り続けていればすぐに対応できるので大丈夫です。

 体重計に乗ることを怖がるほうが、リスクは大きくなります。

 減量中はもちろんのこと、目標体重に到達してからも、体重は毎日測定してください。

 ダイエット目的だけでなく、健康のためにも体重測定は必須です。

 これから生涯、続けていきましょう。

 体重は、毎日同じ条件で量ります

 できれば、朝起きて排尿を済ませたら、パンツ一枚になって体重計に乗りましょう。

 そして、ノートなどに記録をつけましょう

体重を見て、その日の食事内容を決める

 私自身、適度な糖質制限で理想体重をキープしていますが、朝の体重測定の結果によって、その日の食事内容を決めています。

 朝の測定で理想体重を下回れば、その日は炭水化物をやや多めに食べます。

 逆に上回れば、より厳しく糖質を制限するようにしています。

 そうすることで、ちょっとの変動があっても、1日で簡単に理想体重に戻すことができるのです。

 体重計は100g単位まで表示できるものを用意しましょう。

 なぜなら1日の体重変動は100~200g程度だからです。

 記録をつけるのが面倒だという人は、体重計と連動して自動で記録をつけてくれる便利なアプリもいろいろあります。

 それらを活用して体重管理に努めていきましょう。

(本稿は書籍『医者が教えるダイエット 最強の教科書──20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』から一部を抜粋・編集して掲載しています)