ひろゆきが語る「優秀すぎる飲食店・トップ2」ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
24万部の大ヒットを記録しているベストセラー1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして、いかに彼が今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。

サイゼリヤの「定番商品」戦略

――好きな飲食店ってありますか?

ひろゆき氏:僕、あんまり外食しないんですよね。日本に帰国したら食べたいものとかもほとんどなくて。とりあえず寿司は好きなので食べますけど。

 ただ、優秀だなと思う飲食店が2つありますね。

――どこですか?

ひろゆき氏:1つは「サイゼリヤ」ですね。たしか、経営陣が理系出身者が多いんですよ。だから戦略的にも正しい方法を取っていることが多いですよね。

 たとえば、サイゼリヤって「キャンペーン」をしないんです。普通のファミレスとかなら、「春の桃味キャンペーン」「夏のカレーフェア」「冬の鍋特集」みたいな感じで、新商品をバンバン出すんですね。あれって、社員やバイトに対するオペレーションのコストが莫大にかかるんですよ。

 しかも、新商品を目当てに来たお客さんは、その商品がなくなったら離れていってしまいます。つねに新しい商品を開発しないといけないループにはまり込んでしまいます。

 一方で、サイゼリヤは「定番商品」にこだわっていますよね。つねに「ミラノ風ドリア」とか「ハンバーグ」が人気商品になっています。同じオペレーションでグルグルと回しているから、非常に効率がいいですよね。

――なるほど…。たしかにそうかもしれません。

ひろゆき氏:そもそも「季節限定メニュー」っておいしくないんですよ(笑)。味に自信があるのなら、365日いつでも提供できるはずです。それをやらないってことは、「季節」とか「限定」とかの「特別感」で煽っておいしく感じさせているだけなんですよね。