新型コロナウイルス禍は、多くの企業や雇用に影響をもたらした。一方で、大半は職も給与も失わず、一部では昇給した労働者もいる。  S&P500種指数の構成銘柄のうち、中央値ベースで給与の増減率が5%以下だった企業はおよそ3分の1だった。5%超の増加となったのは184社、5%超の減少となったのは125社だ。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がマイログIQのデータを使って、492社の年次開示記録を分析した。