米食品医薬品局(FDA)は製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンについて、接種に関連するとみられる極めてまれな神経疾患が確認された事例がごく少数だが発生しているとの警告文を表示することを計画している。内情に詳しいある関係者が明らかにした。  その関係者によると、FDAはJ&J製のワクチンを接種した数百万人の中に、「ギラン・バレー症候群」と呼ばれる事例が何件か確認されたとの警告文をラベルに挿入する。  ギラン・バレー症候群とはまれな神経障害で、免疫システムが神経を攻撃することで、一時的だが深刻なまひ症状を招く恐れがある。