4thロードスター(ND型)には1.5L直4DOHC16Vが積まれている。専用セッティングが施されているとはいえ、ベースは実用ユニットだ。132ps/7000rpm、152Nm/4500rpmのスペックも平均的である。

 ところが、ロードスターで走り始めると抜群の小気味よさが味わえる。6速MTであればなおさらで、クラッチミートと同時に感じる後輪駆動ならではの“押し出し感”が心地いい。リミットの7000rpmまで淀みなく吹き上がる。

マツダ・ロードスターSエンジン1496cc直4DOHC16V 132ps/7000rpm 152Nm/4500rpm MT車は軽量フライホイール採用

 チューニングは低中速トルク重視型。アクセル操作に対してダイレクトで力強い駆動力が得られる。ミッションとデフを一体化するパワープラントフレームが、駆動の応答遅れを防いでいることもプラスをもたらしているのだろう。

 前後重量バランスは理想的な50対50。操縦性は“意のまま”だ。クイックにも滑らかにも、ステアリングの操作と、アクセルの踏み込みの連携で姿勢を操れる。リニアな応答感は、腕に覚えのあるドライバーを唸らせる。まさに“人車一体”のドライビング感覚である。

マツダ・ロードスターSリアビュー全長×全幅×全高3915×1735×1235mm 駆動方式はコントローラブルなFR 前後重量配分は理想的な50対50の設定
マツダ・ロードスターSインパネ室内は適度にタイトな2シーター構成 ステアリングはチルト&テレスコピック機構付き ハンドリングは意のまま感覚 自在に操れる Sの装備はシンプル
マツダ・ロードスターSシートSのシートはサポート性に優れたファブリック張り オープン時の爽快感は格別