在宅勤務中の「飲酒」を4割強が経験あり!?誘惑に弱い人に贈る禁欲仕事術在宅勤務中の誘惑に打ち勝つためには? Photo:PIXTA

ダメだと思いながらも、つい一杯……。全米で行われたある調査では、在宅勤務中に飲酒をしたことがあると答えた人が4割を超えた。日本においても、酒類販売チェーンであるカクヤスの調査で、17%以上の人がテレワーク中に飲酒をしたことがあるという結果が出ている。テレワーク中の誘惑は酒だけではない。本来であれば自分のプライベートタイムを快適に過ごすための場所であるがゆえに、さまざまなわなと誘惑がそこかしこに潜んでいるのだ。家で誘惑に打ち勝って仕事に集中をするにはどうしたら良いか。自宅勤務歴10年以上のフリーライターが真面目に考えてみた。(フリーライター 岩瀬めぐみ)

テレワークに待ち受ける
幾多のあまーい誘惑

 会社で仕事をしていると、とかく雑用に時間を取られがちだ。自宅で自分のペースで仕事ができればどれだけはかどることか……。会社員時代にはそんなふうに自分を過信していた。会社を辞めて初めて「自分がどれだけ誘惑に弱いか」「自宅がどれだけ誘惑に満ちあふれているか」に気付いてがくぜんとしたが、時すでに遅し。まずは、テレワークに立ち向かうわれわれが注意しなければならない誘惑の数々を紹介しよう。

ちょっと一杯の誘惑

 在宅勤務中に飲酒をしたことがあるという人は、米フィッシュボール社が行った全米調査によると42%、カクヤスによる国内の全国調査によると17.2%だった。筆者の周りにも、「一杯飲んでいるくらいのほうが仕事がはかどる」「ワーケーション時なら、飲酒はむしろ当然!」と豪語する人たちは多い。肌感覚的にいえばフィッシュボール社の調査のほうが正直で実状に近いのではないかとにらんでいる。