女性がトップになることでその国は変わる
日本初の女性首相はいつ生まれるか?

 女性がトップになることで、その国は変わる。イギリスではサッチャー氏が、ドイツではメルケル氏がトップになったことで、イギリスもドイツも変わった。米国でも、バイデン氏が副大統領に大統領候補の座を譲る可能性がある。そうすれば、カマラ・ハリス氏が史上初の女性の黒人大統領に就任することとなる。

――自民党体制が続く限りは、女性の首相は生まれないのでは?

 だから僕は、菅首相、安倍前首相、そして二階幹事長(自民党の二階俊博幹事長)に、次期首相は難しくとも、その次の首相は女性がなるべきだと進言している。30〜40代の多くの自民党議員もこの意見に賛成してくれている。

 枝野代表(枝野幸男・立憲民主党代表)や志位委員長(志位和夫・日本共産党委員長)にも、野党で連立政権を樹立する場合は、女性が代表になるべきだと伝えている。

――立憲民主党と日本共産党が組むことはあるのでしょうか?

 可能性はなくはない。野党が組まなければ、いつまでたっても自民党政権を倒せないからね。

――日本初の女性首相に就任する可能性があるのは誰だと思いますか?

 名前は言わないが、僕の中に「この人だろう」という予想はある。国会議員でも同じように考える人は多い。この先、日本を本当に変えることができるのは女性なのだ。そのため、国政選挙への「クオータ制」実現も急ぐ必要がある。ジェンダー・ギャップの問題など日本はまだまだ後進国だ。この問題については話題が尽きない。またあらためて話そう。