さらに、Google Keepには初めて知る人にとっては驚愕する機能があります。

 OCRという機能は、文字を認識するだけでなく、文字起こしもしてくれるのです。

 実際に試してみてください。

 文字がキレイに撮影されている写真だと精度がUPします。

 方法は、文字起こしするメモをタップし、さらに画像をタップ(図4左)。

 表示されたら画像の右上、縦3つの点(3点リーダー)をタップします(図4右)。

【9割の人が知らないGoogleの使い方】<br />使ってる? 神速1秒でキープし、必ず見つかるメモアプリ図4:画像から文字起こしをする方法①

 図5のように、[画像のテキストを抽出]と表示されていたら、テキスト化の準備完了です。表示されていないときは、少し時間をおいてみてください。

 あとは[画像のテキストを抽出]をタップするだけ!

 日経新聞の記事は、なんと3082文字ありましたが、神速1秒でテキスト化されました。

【9割の人が知らないGoogleの使い方】<br />使ってる? 神速1秒でキープし、必ず見つかるメモアプリ図5:画像から文字起こしをする方法②

 段組みのため、順番通りにテキスト化されていませんが、抽出はされているようです。

 前回の本連載でご紹介したとおり、このKeepのメモは Google の文書作成アプリである、Google ドキュメントに神速1秒で連携します。

 そこで加筆修正すれば、すべて手入力するより相当時短します。また、写真を撮り方を工夫すれば、もっと効率よく作業できます。

 パソコンからはhttp://keep.google.comでアクセス。

 もちろん、いつものランチャーからKeepを選択してもOK。

 スマホで作成したメモをそのまま別の端末からでも編集できます。

【9割の人が知らないGoogleの使い方】<br />使ってる? 神速1秒でキープし、必ず見つかるメモアプリ図6:パソコンの Google Keepからも同じメモを見て、テキスト化できる

 スマホだけでなく、パソコンのブラウザでも[画像のテキストを抽出]することもできます。

 なんと手書き文字も認識します!

 Google Keepは他の Google アプリ同様、他の人と共有できますし、検索できます。

 昔よりも忘れっぽいな、と感じることが多くなっているなら、ぜひ活用してください。

 最後にもう1つ、最近スマホアプリの Google Keepでは背景を画像で追加できるようになりました。メモをタップして、パレットのアイコンをクリックするだけです。

【9割の人が知らないGoogleの使い方】<br />使ってる? 神速1秒でキープし、必ず見つかるメモアプリ図7:背景を追加したメモ

 知るだけであなたもあっという間にITに強いビジネスパーソンになれます!

 ほとんどの方が知らないのですが、Googleには、無料で使えるアプリが何と70もあるのです。

 拙著『Google式10Xリモート仕事術――あなたはまだホントのGoogleを知らない』では、それらGoogle アプリを10に厳選し、単なる機能紹介ではなく、場面に応じてどう活用すれば成果を最大限できる、よりスマートな働き方をするための方法をたくさんご紹介しています。

 Google ならではの機能、ぜひ使い倒してみてください。