チャットは即レスが当たり前?
若い世代は「既読スルーはNG」という文化のなかで育ってきています。もちろん、ビジネスシーンではすべてにおいて即レスが必要なわけではありませんが、緊急度、重要度の高いこと、それほど緊急だと思われなくても部下が困っていることなどであれば、すぐに返事を送る方が良好な関係性を築けるでしょう。すぐに返せないときは、その旨だけでも返事をする方がよいと思います。
ただ、あまりに即レスにこだわりすぎると、上司の負担が大きくなるので、忙しい日などはあらかじめ「今日は急ぎの作業に集中したいから、緊急事態以外は対応が遅れます」ということを何らかの手段で知らせておけば、部下も返事が来ないことに悩まずにすむでしょう。また、基本的には、雑談のチャットであっても、業務時間外には送らないのがマナーです。
本書では、テレワークのマネジメントに必須のICTを使ったコミュニケーションの方法についても詳しくお話ししています。リアルでのコミュニケーションとは違った方法論が必要です。どうぞ、ご参考にしてください。