楽天証券や楽天カードと
楽天銀行の併用で得られるメリット

 まず、楽天銀行と楽天カードの併用には、2つのメリットがあります。

 一つ目は、楽天カードの引き落とし先を楽天銀行にすると、楽天銀行の優遇プログラムである「ハッピープログラム」により、会員ランクに応じて最大9ポイントが毎月もらえます。

 ハッピープログラムはこの他にも、他行口座からの振り込みや給与の振り込みなどで最大3ポイントが付与されるので、日常生活で何気なく利用しているだけでポイントが少しずつたまっていきます。

 二つ目は、楽天市場におけるSPU(スーパーポイントアッププログラム)が達成されて、楽天市場の買い物におけるポイント倍率が+1倍(+1%)になります。

 楽天市場は日本最大級の通販サイトなので利用したことがある方も多いと思いますが、仮にSPU+1倍となった状態で、楽天市場で1万円の買い物をした際は、100ポイントが付与されます。

 また、楽天銀行と楽天証券の併用にも2つのメリットがあります。

 一つ目は、楽天銀行と楽天証券を連携(マネーブリッジ)するだけで、楽天銀行の普通預金金利が年0.02%から年0.1%に上がります。年0.2%のあおぞら銀行BANKには劣りますが、先ほどの大手銀行の普通預金金利年0.001%と比べると、こちらも見逃せないメリットといえます。

 マネーブリッジ自体は無料で、ネットからすぐ手続きできるので、楽天銀行と楽天証券を口座開設した際は忘れずに行っておきましょう。

 二つ目は、楽天証券での取引に関しても、楽天銀行のハッピープログラムの対象でポイントがもらえるようになります。

 特に、楽天証券で保有する投資信託の残高10万円ごとに3~10ポイントもらえるのが人気で、つみたてNISAで投資信託の積み立てをしていくだけで、獲得できるポイントが増えていきます。

 このように、投資用口座を楽天銀行にすると、楽天証券・楽天カードとの相乗効果により、資産運用の延長で自然とポイントがたまり、また金利も高くなるのでぜひ試してみてください。

 ネット銀行は手数料の安さや金利の高さ、ポイント還元などさまざまな魅力があるので、知らないと損ともいえます。

 口座開設もパソコンやスマホから行えるので、手軽に始めることができますよ。本記事でご紹介したあおぞら銀行BANKと楽天銀行の魅力を知った上で、ぜひ上手に使い分けてみてください。