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企業が公式アカウントを始める前に、まずはどのSNSが自社の商材やサービスに向いているのかを考察しないと、効果が半減します。主要SNSのMAUと利用率、そしてLINEとTwitterについて特徴を解説した前回に続き、今回は、Instagram、Facebook、TikTokの特徴について説明します。(ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー 鈴木朋子)

実店舗とECサイトの味方となる「Instagram」

「インスタ映え」が流行してから4年近くたち、今のInstagramは「映え」から日常へと変化してきている。現在、Instagramのメイン機能は三つ。一般的な投稿に当たる「フィード」と、24時間で自動消滅する「ストーリーズ」、そしてストーリーズの「ライブ」機能だ。

 フィードには作り込んだ画像や動画など、残しておきたい投稿が投稿される。ストーリーズは「開店準備中です」といった臨場感あふれる内容や、裏話的なものが人気となる。ストーリーズよりもさらに即時性が高いのが、生配信のライブ。ライブを使えば、自社の商品を購入したいユーザーからその場で質問を受け付けるなど、双方向のコミュニケーションもできる。

 フィードに複数画像を投稿できることを利用し、文字入り画像で雑誌のように読み物を掲載しているアカウントも増えてきた。イメージでたどり着き、詳しい情報を得たいユーザーが多いのだろう。