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日本とドイツで総選挙
短期的には為替相場への影響も
日本では衆議院が10月21日に任期満了となるため、本稿執筆時点で未定だが、遅くとも11月28日までに総選挙が実施される。またドイツでは、9月26日に総選挙が予定されている。
足もとの為替相場のテーマは、新型コロナウイルス・デルタ株の感染拡大に対する各国経済の耐久性と、金融政策の正常化ペースの違いだ。このため、日独の政治イベントが、相場に大きな方向性をもたらすテーマになるとは考えにくいが、短期的には、両国の総選挙の結果次第で、相場に影響が出る可能性がある。
そこで以下では、選挙結果が為替相場に与える一般的な経路（チャネル）を3つとりあげ、日独両国の総選挙の結果に対する円とユーロの反応を考えてみる。
