犬は人間の「わざと/わざとじゃない」行動を区別できるのか、51匹で検証Photo:PIXTA

 犬は、人間の意図的な行動と意図的ではない行動を区別できる可能性のあることが、新たな研究で明らかにされた。これは、犬が少なくとも、他者の心を推測する能力である「心の理論」の一面を持っていることを意味するという。マックス・プランク人類史科学研究所(ドイツ)のJuliane Brauer氏らによるこの研究の詳細は、「Scientific Report」に9月1日発表された。

 犬は昔から人間と生活を共にし、その中で人との絆を育むスキルを身につけてきた。「おすわり」や「ふせ」などのコマンドを理解する能力も、そうしたスキルの一つだ。人間の意図を理解する、あるいは少なくとも推測する能力は、心の理論の基本的な要素であるが、この能力を犬が持っているのかどうかについては、はっきりとしたことが分かっていない。そこでBrauer氏らは、この点を明らかにするための実験を行い、餌が故意に、または偶然に差し控えられた場合に、犬がどう反応するのかを評価した。