シリーズ18万部突破の最新刊『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』の著者・精神科医Tomy先生が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」で元気が湧き出る言葉を音声配信。終わりの見えないコロナ禍で、不安やストレスを抱えがちないま、言葉のパワーで心のなかに小さな希望を増やしてくれる。きょうのひとことは、これ!
「幸せに生きるために1番大切なこと」

幸せに生きるために1番大切なことPhoto: Adobe Stock

人は必ず死ぬという前提

きょうのひとことは、
「幸せに生きるために1番大切なこと」

私たちの生活は、毎日同じことが繰り返されがちです。
だから、漠然と日常が続くという前提に基づいて考えがちなんです。

いずれ自分は死ぬということを忘れないでください。

疑いもせず日常が続くと思いこんでいるものですから、本来は死ぬことに比べたら些細なことであっても、くよくよ悩みがちです。
ちょっとした人間関係であったり、仕事のトラブルであったり、いろいろとありますが、そういうことが頭の中で存在感を増してしまうわけです。

それをモグラ叩きのように叩き潰したり、また出てきたりを繰り返しているうちに、疲れ果ててしまうということもあるわけです。
それは明日も明後日も当たり前のようにずっと訪れ続けるというふうに、知らず知らずのうちに漠然と思いこんでいるから起こることなのです。

いずれ誰でも必ず死ぬ。
そう考えると、本当に大事なことが、違って見えてくるはずです。
いずれ自分は死ぬということを忘れずに、物事の優先順位を考えたほうがいいです。

そこで、思考のトレーニングとして、仮にあと1年で自分の寿命がなくなるとしたら、どうを考え、どう行動するかということを、ときどき考えてほしいんです。
あと1年しかないとなれば、仕事で対立している人を懲らしめてやろうとか、きっと思わないのではないでしょうか。

むしろ、いま感じている季節は最後になってしまうから、目の前の天気を心から感じる。
天気がいい日はお散歩に行こうとか、お世話になった人に会いに行こうとか、そういう発想になると思うんです。

こういうことを日頃から意識しておくと、自分にとって大切なものを見失わないようになります。
もちろん、日常の些細なことに立ち向かっていくことも大事ですが、心のどこかに、本当に大切なものを忘れないでおいてほしい。
そうしておかないと、いざというときに悔やむことになりかねませんから。

いずれ人は死ぬということを前提に、大切なことは何かを考えてみてください。

きょうのひとことは、
「幸せに生きるために1番大切なこと」
でした。

参考になったかしら?